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マギアナから考えるポケモンの今後の展開

マギアナ2

果たして本当に「Z」は出ないのか。

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先日明らかになったポケモン映画の新作タイトル。
その名も『ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』

「ボルケニオン」「マギアナ」は言うまでもなくポケモンの名である。

ボルケニオンはXYの早い段階から内部データ上での存在が明らかになっており、
公式でもその詳細が発表されたポケモン。

マギアナに関してはこれまで誰もその存在を知らなかった・・・というか、
内部データにも存在していない。つまり、完全なる新ポケモンである。
いよいよポケモンも第7世代に向けて動き出したということだろう。

→※マギアナの画像

だが、これまでポケモンに親しんできたユーザーの大半は疑問を抱いたことだろう。
すなわち「ポケモンZ出ないの?」である。

ご存知の通りポケモンXYにはジガルデというポケモンがクリア後に登場する。
蛇のようなこのポケモンは「Z」をかたどった姿をしており、
「XY」発売当初から誰もが「Z」をそのうち出すのだろうと考えていた。
また、ジガルデのステータスはこの手の伝説ポケモンにしては貧弱であり、
「Z」でいわゆる「完全体」に変化するのだと、当然のように誰もがそう考えていた。

「オメガルビー・アルファサファイア」登場後もその考えが揺らぐことは無く、
AZOTH計画やシガナといった一部の伏線は未回収のままである。
(『機巧のマギアナ』にアゾット王国という場所が登場するようだが、もしや・・・)

「Z出ない説」が出てくるきっかけになったのはアニメの展開である。
現在放送中のアニメは「ポケットモンスターXY&Z」とタイトルを変更し、
「パーフェクトジガルデ」「サトシゲッコウガ」等の既存ポケモンの新たな姿が登場する。
パーフェクトジガルデはまさしく上述のジガルデの完全体である。サトシゲッコウガはメガシンカの亜種らしい。
だが「Z」の発表を待たずしてこれらの姿を公開したこと、サトシの名を冠する形態の存在から、
これらが次第に、ゲームでの登場予定が無いアニメオリジナルのものではないのかといわれ始めた。

そして今回の新ポケモン・マギアナ発表でそれは説得力を帯びるものへと進化したのである。

これまでの世代では本編の発売から1~2年後にマイナーチェンジ版を出すのが慣例となっていた。
「エメラルド」や「プラチナ」である。
だが、今回のようにそうしたマイナーチェンジ版の発表を待たずして新ポケモンを公開する例は聞いたことがない。

いや、正確にはふたつある。

ひとつめは「赤緑」の頃の金銀関係の情報。
「ホウオウ」や「ドンファン」といったポケモンはかなり早い段階からその名前が広く知られていた。
だがこれはシリーズ初期ということもある他、当初のゲームフリークとしてはすぐに続編を出すつもりでいたらしい。
結局、紆余曲折あって「金銀」は延期に延期を重ね「ピカチュウ版」を経た末に発売された。
「赤緑」発売から3年後のことである。

もう1つは第5世代。「XY」の1つ前である。
「ブラック・ホワイト」の次に登場したのは、まさかの「ブラック2・ホワイト2」だった。
前作同様に2バージョンで発売され、ストーリー的には完全に続編。
ただし「BW」「BW2」間で通信の制約は無く、実質的には「BW2」は「BW」のマイナーチェンジ版として扱われている。
ストーリーも伝説ポケモンの3番手「キュレム」を鍵としたものであり、第3世代以降の法則からは外れていない。
なお、「XY」発売は「BW」の3年後である。

「XY」にはこれらの要素がない。
シリーズはすでに20年目を迎えているし、ジガルデがゲームで主役級の扱いを受けたこともない。
ただ、「XY」と「ORAS」は世界観の繋がりが濃く、通信対戦も「ORAS」購入を前提にレギュレーションが組まれるなど
実質的に「ORAS」が「XY」のマイナーチェンジとして扱われている節がある。つまり「BW2」と似たような構図。
ジガルデの活躍をアニメに任せて、ゲームのほうが独自路線を展開したのかも。

ポケモン本編は3年または4年の間隔で次の世代に移行している。
今年は「XY」3周年であり、そろそろ次世代が出てもおかしくない頃である。
4年スパンならまだ猶予があるが、「BW」→「XY」は3年である。
スマートフォンアプリ『ポケモンGO』と次世代の連動もすでに明かされている。
おまけに今年はポケモンシリーズ開始から20周年であり、
バーチャルコンソール発売などすでに様々な企画が展開されている。

「Z」を飛ばして、完全新作に移行することはありえる話なのだ。

もちろん新ポケモンの発表と、その年のうちの次世代への移行はイコールではない。
ルギア、ラティアス&ラティオス、ルカリオ、ゾロアーク、メガミュウツーY。
次世代の直前に映画の主役となったこれらは、
映画関係で配布されるわけではなく次世代で普通に手に入るポケモンだった(ゾロアークのみ特殊だが)。
マギアナもそうした枠である可能性は高い。
本当に限定ポケモンだったとしても、配布する機会はいくらでもある。

もし「Z出ない説」が杞憂であったなら、考えられる可能性は

1・なんらかの事情で開発が遅れており、まだ発表できる状況でない
2・単に販促の一環として先にアニメで新要素を公開した
3・「ORAS」発売前に情報を出しすぎたことの反動で、大事な情報を隠している
4・マギアナを「Z」に登場させる
5・第7世代以降で「Z」を発売する

等が挙げられる。

発売そのものを隠す意味はよく分からないので3は除外してもいいだろう。

1だとすれば、開発が遅れている理由はバランス調整か、新要素か、バグ・改造対策か、それとも何らかの内部事情か。
ひょっとしたら「ORAS」での全方位メタを尽く返り討ちにしてきた奴の対策に頭を悩ませているかもしれない。

2は理想的な展開。「サトシゲッコウガ」も仮の名称で、ゲームでは正式な名前が与えられたり。
ジガルデはもちろんだが、ゼルネアス・イベルタルも現状フレア団がどっかから捕まえてきただけなので、
せめてその経緯だけでも明らかにしてほしいところ。

4は異説。マギアナを第6世代のプレイアブルとして扱うのである。
当然「XY・ORAS」のデータには存在しないポケモンなので「Z」同士のみでのやりとりとなる。
パッチでの対応は仕様上無理だろう。
「XY・ORAS」との通信交換では一時的にマギアナを消すなどの処理が行われるはず。バグりそう。

もうひとつの異説が5で、これは「Z出ない説」の延長。
第6世代での発売を見送り、後で諸々を補完するのである。
その場合は、実質的な「XY」のリメイクといえるだろう。


マギアナやジガルデの扱いがどうなるにせよ、大きな転機には違いない。
20周年という大きな節目を迎える「ポケモン」が今後どのような展開になるか、
いちファンとして見守っていきたいと思う。








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