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【ポケモンBDSP】ブリリアントダイヤモンド レビュー・感想【ダイパリメイク】

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殿堂入りまで進めたので感想やレビューなどを。

本文は攻略に関するネタバレが入るので、「これからポケモンを初めて遊ぶ人はどれを買えばいいのか」について先に書いておく。

『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(『BDSP』、ダイパリメイク)は過去のリメイク作品とは異なり、どちらかというと外伝的な立ち位置。
公式には「本体」はあくまで『ソード・シールド』(『剣盾』)という事になっている。

Switchで発売されている本編作品は『BDSP』『剣盾』『ピカブイ』と3つあるが、最終的には『剣盾』は持っておいた方が良い。

ただし、『BDSP』の早期購入特典が22/02/21まで配信されているため、それまでは素直に『BDSP』から始めるのが無難と言えよう。

以上が未経験者向けの内容。
以下はネタバレありの本文となる。
一応ストーリーのネタバレは控えてあるので、攻略のネタバレのみ。


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DP?プラチナ?

完全に『ダイヤモンド・パール』準拠。
『プラチナ』の追加要素は基本的に存在せず、地方図鑑も『DP』の仕様。
バトルフロンティアもタワーのみ。

『HGSS』ではなく『FRLG』寄りのリメイクと言えば、分かる人には伝わるだろうか。

一部ジムリーダー等の変な手持ちもそのままだが、それらの育成にはかなり手が加えられている。

クリア後に「見つけた数」150種類を要求される点も変わっていないため、攻略中から意識しておくと良い。

グラフィックについて

概ね事前情報通りだが、モブトレーナーの戦闘時グラフィックは明らかにクオリティが低い。

また、主人公の着せ替えについて。
今作では部位ごとではなく全身セットになっている。
髪の色はゲーム開始時の選択から変えられないっぽい?

あとはマップの視界が狭いので、ズームアウトが欲しいところだ。

ゲーム中盤から解禁される連れ歩きについては、それ最初からじゃダメなん?と言いたい。
場面によっては歩行の邪魔になることもある。

技マシン

技マシンが完全に使い捨てに戻ったのは意味が分からない。
この変更により、トバリデパートで入手できないものについては初見でおいそれと使うわけにはいかない。

元は秘伝マシンであった「なみのり」等も使い捨ての非売品となっており(バトルタワーの景品に存在)、代替手段も無いので水タイプは歴代でも苦しい戦いを強いられる。

一応の救済措置なのか、人から貰えるものは3個、ジムリーダーからは5個ずつ手に入るようになっている。
いやそんなんするなら無限でええやん。

なお、聞いた話では地下をやり込むことで集められるらしい。
要するにそういうことなのだ。
いままで当たり前に出来ていた事が取り上げられ、「公式が推したい新要素」の人質にされている。
これではストレスにしかならないだろう。

逆に言えば、技マシンを惜しまないプレイスタイルであればそこまで気にする事ではないような気もする。

難易度

先の技マシンにも関連する話だが、ストーリーの難易度はかなり高い

前述の通りジムリーダー等の使用ポケモンは『ダイヤモンド・パール』準拠なのだが、持ち物を多用したり技構成などが整備されていたりと全体的に強化されている。

後年での調整内容が本作にも引き継がれており、特性「頑丈」の影響が特に大きい。
高火力紙耐久なポケモンは終盤、苦戦を強いられるだろう。
プレイヤー側はプレイヤー側で、仲良し度による急所や回避が度々発生するため、全体的に大味なバトルになりやすい。

ポッチャマを選択した場合、鋼タイプの耐性弱化と前述の技マシンの仕様のせいで、オリジナルほどの万能感は無くなっている。
また、序盤のケーシィが「チャージビーム」を使ってくるなど、全体的にポッチャマへの当たりが強い気がする。
それでも強いことに変わりは無いが。

逆に、ナエトルは貴重な岩・地面耐性を活かしてピンポイントで活躍できる可能性が高い。

ヒコザルについては「かえんほうしゃ」がデパートで購入できるため序盤~中盤では活躍するが、終盤は「インファイト」が頑丈で止められやすいため無双は難しいと思われる。

経験値の仕様は『剣盾』と同じオート分配方式となっており、汎用性に乏しいポケモンであっても、手持ちに入れておけば勝手に育つようになっている。
思わぬ場面で思わぬポケモンが活躍するかもね。

バグについて

もう発売後のバグは見つかって当然な時代なので…これ自体に筆者から言うことは無い。

一応の注意喚起として、キッサキジムでの進行不能バグが多く報告されている。
内容としては本来滑るはずの床で滑らない挙動になった結果、真ん中の窪みに閉じ込められるというもの。
この状態に陥ってしまった場合は、落ち着いて家のマークのボタンを押し「ソフトを終了する」こと。
間違ってもセーブだけはしないように。

総評

殿堂入りまでプレイした限りでは、ほぼ『ダイヤモンド・パール』そのままに近い。
ちょっと難易度上がったかな…という程度。
早解きではなく、じっくりやり込むスタイルであれば相応に楽しめるだろう。

一方、グラの質などを差し引いた上でなお不満点が多いのも事実。

経験値の仕様や道具の調整など、確かにオリジナルと比較して遊びやすくなっている部分もある。
が、それらは『剣盾』等の過去作から引き継いでいる要素であって、一方で『DP』の問題点もほぼ丸ごと引き継いでいるため、『BDSP』特有の進化というものがあまりない。
技マシンの仕様に至っては退化してしまっている。

ゲーフリの本命が『LEGENDS アルセウス』であり、コロナ問題などもあって開発が逼迫していたのは想像できる。
が、それにしたって、もうちょっとユーザーの事を考えてゲーム作りをしてほしいものである。

今回は以上です。
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