【PS4】英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ プレイ日記&感想&ストーリー振り返り(21・最終回)

それが叶わなければ、私──ギリアス・オズボーンが全てを滅ぼす!」
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前回のあらすじ:
マックを済ませて最後の戦いへ
《金》の起動者ルーファスを退けた一行は、遂にオズボーンとイシュメルガが待つ最後の扉の前に辿り着きます。
その前に、トロフィー「トレジャーハンター」(宝箱全回収)をゲット。
やったぜ。
(マジでVMどこで取り逃したんだろう…。)

最後の戦いを控え、かつてⅦ組の教官だったサラが自分の思いを語り始めます。
互いにぶつかりながらも成長し、やがて新たな力も加えて大きな存在になっていったⅦ組。
彼らは紛れもない「最高のクラス」となっていました。
ヴァリマールの試しの時にも同じことを言っていましたが、「あの時」よりも更に感慨深い言葉です。
あと、試しの時にその場にいなかったサラが準起動者と見なされている件に言及されていますが、これは当人たちの認識と自覚によるそうです。
要するに伏線でもなんでもないので気にするなと。

そして全員の装備を整え、最後の扉を開けます。
待つのは当然《黒の起動者》オズボーン。
まずはここまで来たことを褒めておこうとか、お約束なことを言ってます。

彼は「ドライケルス」だった頃の仲間だったヴァリマールや今の部下だったミリアムと言葉を交わしたり、Ⅶ組の面々の名前を一人一人呼んだりします。
とりわけクロウなど人生を歪めてしまった者たちには改めて詫びを口にします。
リィンも、目の前にいるのが実の父親という事実と改めて向き合います。
対してオズボーンは、お前は私の息子であり、シュバルツァー夫婦の息子であり、カーシャの息子であり、ある意味リアンヌの息子でもある(重要)と返します。

挨拶もほどほどに、オズボーンは自らの武器である黒い《終末の剣》を召喚。
同じ《終末の剣》でも、聖獣を屠ることができないなどミリアムとは明確に違う存在のようです。
曰く、「この世界において最も強力な物理兵器にして概念兵器であろう」らしい。
そんなもん人間が振り回すな。
そしてバトル開始。
この戦いは前作の暗黒竜戦のように3パーティで3段階戦います。
この後イシュメルガとの騎神戦も控えているので、構成としてはあれと全く同じですね。
(騎神戦はともかく、前哨戦はあっちの方がきつかった記憶)
彼の必殺にはオーダー貫通+破壊の効果もあるため、防御系オーダーを張っていても油断禁物。

やがて要塞を闘気が満たした時、遂に全ての準備が整います。
イシュメルガとの《最終相克》を始めようとしますが、そこへアルベリヒが止めに入ります。
地上の大戦が激化していない今のままではエネルギーが足りず、《巨イナル一》の再錬成が不完全に終わる可能性があるという。
対してオズボーンは、「世界は既に闘気で満ちている。剣を切り結ぶ前から勝負が始まっているようにな」ともっともらしいことを言ってます。

イシュメルガ戦。
設定に違わず最も難易度の高い騎神戦です。
注意点としては暗闇を食らった時に攻撃しないことですかね。
この戦いではマクバーンにもらった「神なる焔」を使うと、一度だけ味方を全回復できます。

地球が爆発するほどの一撃「ダージュ・オブ・エレボス」。

バトルに勝利した後も戦いは続き、遂に決着の時が。
父と子としての最後の交流…。

2人を追って要塞外周部まで出てきた一行の前に現れるヴァリマール。
その腕には、機能停止したイシュメルガが抱かれていました。
勝利に湧く一行ですが…。

不穏な気配を感じ取るクロウ。
一部始終を見届けていたアルベリヒ。
そして、リィンとヴァリマールは…。
「ヴァリマール、行けそうか?」
「うむ、全ての力が集まった。これなら大気圏外も余裕だろう」

ヨコセ…ヨコセ…
我ノモノダ…総テ…
アア…ココチヨイ…
予想していた通り、イシュメルガを取り込んだことで"呪い"の本体に汚染されてしまったリィンとヴァリマール。
ふたりはこの邪悪なる存在を葬り去るため、宇宙へと飛び立ちます。
黄昏の決着によってタイムリミットを迎えたクロウとミリアムも連れて。

呪われし騎士が理の壁を破る時、空からは輝く羽根が舞い落ち…
『愛の詩』が流れる中、英雄の運命を悟りし者たちの慟哭が響き……
『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』 ここに終わる
と思ったか?
実はもうちょっとだけ続くんじゃ。
「大地の聖獣の試練」を終えていると、このノーマルエンドの後、隠された展開に分岐します。
時間を少し巻き戻しまして、ヴァリマールがイシュメルガを抱えて出てきたところから。
呪いに侵され、宇宙へ飛び立とうとするところまでは同じですが、そこに待ったをかける声が。

出てきたのはアルベリヒではなく、完全に自我を取り戻したフランツ。
彼の言葉でリィンは何かを思い出します。
そう、聖獣から授かった「大地の檻」。
これで錬成直前の《巨イナル一》を、イシュメルガの本体、黒の思念体と共に封じ込める!
Ⅶ組の皆にロイドやエステルたち、《黄昏》の儀式を逆利用して帝国の人々からも。
そして、オズボーンたちの想いをも受け取り、リィンの魂が一際大きな輝きを放つ!

「無想・しん氣合一!!」
(「しん」は「神」の下に「人」。豪○のやつ)

危機を脱したリィンですが、ここからが真の戦いです。
ヴァリマールから分離した黒の思念体は《巨イナル一》と融合し、「イシュメルガ・ローゲ」として顕現。
これこそが、邪悪なるイシュメルガをこの次元で唯一滅ぼすことのできる形態。
これこそが、ギリアス・オズボーンの悲願。
不完全な錬成により、本来の数十分の一の力で復活した《巨イナル一》。
倒すチャンスは今しかありませんが、そのサイズはあまりにも巨大。
ヴァリマールたちも力をほとんど奪われて動けない状態で勝てるのか?


そこへエステルやロイドたちが駆けつけます。
魔女の術で転移し、トマスの《匣》の術で足場を用意。
BGMも変わって一気に勝利確定な展開へ。

これですよこれ。
プレイアブル総勢39名から8×3のパーティを組んで出撃。
イシュメルガ・ローゲは「本体」「オウガ」「アウル」の3つのパーツに分かれており、状況に応じてパーティを切り替えて戦います。
しかしこのローゲ、あまりにも弱いと評判だったりします。
設定上「黒の騎神イシュメルガ」より上位の存在のはずなんですけどね…。
展開に水を差すような強敵は不要ということでしょうか。
それとも、本当に生身でも倒せるほどに弱くなってしまったのか。

ほとんど一方的にボコボコにされ、たまらず体を捨てて異空間に逃げようとするラスボス。
リィンとミリアムがそれを追います。

姿を露わにし、異空間でプルプル震えている黒の思念体。
その外見は、目と口がまばらに付いた、地面から生えたサンドバッグ黒い何か。
この期に及んで我は力を与えただけだとか息巻いています。
確かに、イシュメルガの齎した"闘争"は人を進化させる契機の一つと言える。
その意味では、此奴は真実"神"だったのかもしれない。
その言葉を聞いて調子付き始める黒の思念体。
リィンを誘惑しようとしますが…

当然この邪悪存在を生かしておけるはずもなく。
お前を生み出してしまったSAGAと向き合いながら高みへの可能性を目指すと告げ、ミリアムの剣を構えます。

雄叫びを上げ剣に変身して突進してくるイシュメルガを一閃、真っ二つに。
「この地上において最も強力な物理兵器にして概念兵器」とは何だったのか。
900年もの永きに渡り人々を穢し続けた"神"は、遂に消滅しました。

その側では、オズボーンがこれを見届けていました。
己を捨てて他を活かすのではなく己も他も活かすのを最後まで諦めるな。
そう遺言を残し、リアンヌ、ルトガーと共に旅立っていきます。

リィンとミリアムは皆の元へ戻ります。
呪いが消えたことでリィンの髪は元の黒色に戻りました。
しかし、決着は即ちクロウとミリアムの消滅をも意味します。
悲しみに暮れる一行。

しかし、ヴァリマールとオルディーネが待ったを掛けます。
《巨イナル一》を倒したことで姿を取り戻した四騎神を呼び出し、フランツと共に何かをしようとします。
駆けつけたローゼリアも協力し、至宝の力をクロウとミリアムに注ぎ込みます。
光が収まった時、クロウの体に変化が。
消えかかっていたのが戻り、胸に手を当てると、そこには心臓の鼓動がありました。
ミリアムは意識を失って眠った模様。
後に明らかになった設定によると、大地の至宝は「肉体」、焔の至宝は「精神」を司るらしく、この2つを組み合わせることで今回の死者蘇生劇が実現したようです。
不死者という存在は、この力が不完全な形で用いられた結果ということでしょうね。

残された力を使い果たしたことで、騎神たちは消滅することに。
10年不死者をやっているフランツもついでに消滅。
こればかりは、今度こそどうにもならないようです。
《巨イナル一》が倒された今、彼らの役目も終わったということなのでしょう…。
ヴァリマールは最後にリィンを相棒と呼び、お前との日々を誇りに思うと告げて消えてしまいます。
オルディーネもクロウと言葉無き挨拶を交わして消滅。
フランツは最後に、落ち着いたら"剣"を持って黒の工房に行ってみろと言い残します。

一方、生き残ってしまったクレアたち。
責任の取り方を互いに話し合いますが、ルーファスがほとんどの罪を引き受けて、クレアとレクターは混乱を控えた帝国の立て直しに尽力することに。

セドリックは結社に加わる事になりました。
次期皇位継承者でありながら戦争を主導した自分が帝国に残ってしまうと混乱の種になるという事で、"行方不明"として消える事を選んだようです。
当面はシャーリィの監督を受けるんでしょうね。この2人の奇妙な関係はまだ続きそうです。
ここから真エンディング。
最後の戦いから半年の間に起きたことがリィンの口から語られます。

世界大戦が2日目にして停戦へと向かい、より被害が少ない形での停戦合意が為されたこと。
手術が成功した皇帝の復帰と同時に暗殺未遂の真実も全世界に発表され、生じた混乱をマキアスの父がフォローしたこと。
共和国がクロスベルを侵略しないよう、各国から強く釘が刺されたこと。
帝国に対して天文学的な金額の賠償請求がされ、帝国政府、皇室、四大名門、ラインフォルト社が負担する事になったこと。
クロスベルでは「総督親衛隊」による占拠が続いたが、特務支援課を中心とした有志達の尽力によってこれを駆逐、クロスベルを解放したこと。(『碧』EDで触れられた部分がここ)
オズボーン宰相の死によって帝国貴族と平民の対立が深まる中、オリヴァルトとアルフィンが真摯に彼らに向き合ったこと。
ジュライとノーザンブリアでは独立か帰属かの主張が対立し、新たな火種と化しつつあること。
ルーファス元総督が逮捕され、クレアとレクターが新たな立場で混乱収拾に尽力していること。
帝国の遊撃士協会が復活したこと。
セドリックが結社に加わり、執行者になったと遊撃士の間で噂されていること。
アルバレア公爵家当主代行・ユーシスが仲間と共に、とある場所で再会したこと。
そこは《黒の工房》跡の研究棟。
以前見かけた謎のカプセルの場所でした。

ジョルジュによってカプセルが開けられると、そこには《Oz73》のバックアップ素体、即ちミリアムのスペアボディが静かに眠っていました。
フランツが「アルベリヒ」から自分に戻る僅かな時間を縫って用意したもののようです。
ユーシスとアルティナが"剣"を近付け、エマ達魔女が術を注ぎます。
剣が吸い込まれていった直後、目覚めるミリアム。
「おかえり──ミリアム!」

そしてスタッフロールへ。
オリヴァルトとシェラザードの結婚式です。
内容はぜひとも自力で見てほしいですね。
その後、出勤前と思しきリィンの部屋の様子。
机の上にはアルティナとの写真が。
彼女からのメールに返信をして、彼は歩き出します。
その目を見開き、新たな一日へ向かって。

『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』 完
いや本当にごめんね?
もうちょっと、もうちょっとだけ続くんじゃ。
クリアデータをセーブし、一度タイトル画面へ戻った後でエンディングをもう1回見ると、その後いわゆる真真EDへと続きます。

結社の《星辰の間》。
ひたすら目に悪そうな蒼い光が広がる幻想的な空間で、カンパネルラとマリアベル、そして《第一柱》が話をしています。
時系列は敵味方一同が帰還した直後、もしくは数日後の様子。
ちなみに第一柱のCVはニールセンの人のようです。なんででしょうね。
3人がセドリックの扱い(やはり執行者になったようだ)や他愛もない話をしていると、やがて《盟主》が姿を現します。

顔は半分隠されていますが、盟主は髪の長い女性の姿をしています。
声は水瀬いのり(アルティナ。有志の推測)だそうですが、公式曰く盟主のCVは正体を特定されないよう毎回変更しており、これはヒントではないそうです。
(逆に言えば、特定される可能性があるということだろうか)
さらに言えば盟主自身「私は影」と称しており、この姿形も仮のものであることが伺えます。
盟主は焔と大地の至宝が消滅したことと、それによる《幻焔計画》の完了を宣言します。
しかし完全に消滅したわけではなく、再利用は"ほぼ"不可能という曖昧な言い方をしています。
さらに、この戦いで結社から袂を分かったクロチルダやマクバーンといった者達についても(シャロン以外は)いずれ戻ってくることを示唆します。
さらに、衝撃の事実が盟主の口から明かされます。
"全ての無"へと至るまで、およそ3年。
3年だよ3年。
《黄昏》による終焉は回避されましたが、それでもまだ世界の危機は続いているといいます。
いや、危機と言うより運命と言った方が正しいのか。
最後に盟主が『オルフェウス最終計画』第三段階《永劫回帰計画》の開始を告げた所で、今度こそ『閃Ⅳ』は終わりです。

お疲れ様でした。
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