【PS4】英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ プレイ日記&感想&ストーリー振り返り(12)

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前回のあらすじ:
オリビエ生きてた

パンタグリュエルでの戦いを乗り越え、助けに来たカレイジャスⅡに乗り込んだ一行。
まずはオリヴァルト皇子生還の種明かしから。
オリヴァルトはオズボーン宰相が内戦の勝者となった後、いずれ旧カレイジャスが政府に奪われることを予見して、アリサの祖父グエンらの助けを借り密かに備えをしていた。
それがカレイジャスⅡの建造。
建造地はリベール王国の一角、かつて結社が研究所として使用していた場所だった。
建造は徹底して秘密裏に行われ、情報が決して漏れないよう関係者は一切の連絡を断っており、それがシェラザードらの行方不明の理由だった。
「奪われる」といってもせいぜい接収される程度と予想していたようで、爆破の瞬間はさすがに死を覚悟したという。
だが爆弾を仕掛けた張本人のゲオルグが時間稼ぎの仕掛けをしており、加えてヴィクター艦長の決死の抵抗、ブルブランの救助によってオリヴァルト達は生還したのだった。
しかし無傷とはいかず、オリヴァルトは左目を、ヴィクターは左腕を失ってしまう。

そしてこれからの行動について。
帝国全土の霊脈がさらに乱れ、活性化し、本格的に《相克》の準備が整いつつある状況が語られます。
そもそも、この状況を引き起こしている《巨イナル一》、「呪い」とは何なのか?
その真実を知るため、ローゼリアは「月霊窟」へとⅦ組を誘います。
エステルやロイド達とはひとまず別れ、そこへ向かうことに。
店には状態異常・能力低下無効の壊れクオーツ「オベロン」が並ぶ。
全員のサブに付けてもいいレベルだがさすがに自重。

月霊窟の内部には謎のゲートが出現しており、入ると広い空間に。
この「月の霊場」の奥に、真実を映す《月冥鏡》が存在している。
儀式を行うには闘争のエネルギーを高める必要があり、途中で魔女クロチルダやオーレリア将軍と戦っていく。

場に満ちた霊力により、一時的に大人の姿に戻るローゼリア。
しかしこの状態も「真の姿」ではなく…。

翼の生えた巨大な猫の姿に変身。
ローゼリアの正体は、女神に遣われし《焔の聖獣》だった。
《大地の聖獣》が滅ぼされてしまった今、焔と大地の至宝を守る最も位の高い存在ということに。
彼女との戦いを経て儀式が完成。
「黒の史書」に記録された真実の全てが今明らかに。

西風の旅団、「猟兵王」ルトガー。
紫の騎神ゼクトールの起動者。
彼は対立する《赤い星座》の団長バルデルと三日三晩の死闘の末に相討ちとなり、不死者となった。
だが、彼らがなぜゼクトールの眠る地を決戦の場に選んだのか。
なぜ、三日三晩も戦い続けられたのか。
それがどうしても思い出せないルトガーは、《地精》の長・アルベリヒに結論する。
「なあ、アンタ…。俺らを嵌めやがったな?」

獅子戦役を制した皇帝ドライケルスと、共に戦った聖女リアンヌ。
ドライケルスは、灰の騎神ヴァリマールの、かつての起動者。
リアンヌは、銀の騎神アルグレオンの起動者。
晩年のドライケルス帝を蝕んだ「闇」は、ヴァリマールを「我の一部となるしかない屑鉄」と称する。
この「闇」は《巨イナル一》に関わる何かのようだ。
「それ」はドライケルス帝の魂を求めており、たとえその魂が違う器に宿ったとしても求め続けると言う。
戦死し、すでに不死者となっていた聖女リアンヌはその光景を目の当たりにし、「闇」についてドライケルス帝に問い質す。

銅のゲオルグ。
「ジョルジュ」として偽りの学生生活を送っていた、《地精》の手足。
彼は暗示によって、無意識に《黒の工房》との連絡を取り合っていた。
ジョルジュとしての学生生活は楽しかったと言うが、そこに拘りは一切無く。
内戦で命を落としたクロウを不死者として蘇生させたのも、効率を重視したからだとうそぶく。

ギリアス・オズボーン。
当時の帝国軍准将。
妻カーシャとの間に息子リィンを授かったばかりの頃。
その表情は、現在の《鉄血宰相》オズボーンからは想像もできないほど穏やか。
その光景を遠くから見守るリアンヌ。
彼女は「もう心配はいらない」と、《結社》の使徒アリアンロードとなることを決意する。

フランツ・ルーグマン。
後のアリサの父親で、機甲兵の発明者。
彼は「卒業論文」として機甲兵の設計図をまとめ上げたが、なぜそんな事をしていたのかが彼自身にも一切分からない。
例の「闇」は彼にも囁きかける。
「目覚めるがよい、フランツ・ルーグマン。
既に『王』は手に入れた。後は『下僕の長』を揃えるだけだ。」
そして彼は《黒のアルベリヒ》として「目覚め」、訪問してきた結社の執行者シャロンとの戦いの末に不死者となった。

ふたたびオズボーンの記憶。
彼もまた「闇」に蝕まれた一人であった。
息子リィンを授かった頃からは、その声もほとんど聞こえなくなっていたが…。
14年前に邸宅を猟兵に襲われ、息絶えたカーシャと瀕死のリィン。
その最悪のタイミングで「闇」は再び現れる。
「ドライケルスよ、200年待っていた。
今度こそ《灰》ではなく、我が乗り手となるのを受け入れるがよい。
さすれば幼子の命は助けてやろう。」
オズボーンは全てが「この存在」によって仕組まれていたことを確信する。
そして、リィンの命を救う代わりに「それ」の求めを受け入れる。

《黒の騎神》イシュメルガの求めを。
この時、彼は自らの心臓をリィンに移し、不死者となったと思われます。

リィンやローゼリア達は、これらの情報とすでに持っている情報を整理する。
そこから、いくつかの事実・推測を立てるのだった。
・「アルベリヒ」は優秀な地精の子孫に寄生・融合する別の人格である。
・オズボーン宰相は、ドライケルス帝と同じ魂を持つ生まれ変わり。皇帝家は《黒の史書》の原本を所有しているため、この事実を知っていた。
・「闇」の正体、黒の騎神イシュメルガ。表舞台には一切現れず、250年前の獅子戦役、900年前の暗黒竜の異変など、帝国の闇の歴史のほぼ全てを支配していた。
・イシュメルガの目的は《七の相克》によって他の騎神の力を取り込み、自らが《巨イナル一》となること。
・《魔女》と《地精》は《巨イナル一》の封印の際に手を結んだが、800年前の暗黒竜討伐を最後に地精は一切の協力を断った。
・その頃から、地精はイシュメルガの下僕となってしまっている。

イシュメルガという存在ただ一つによって多くの人々が不幸となった。
リィンはあまりの怒りによって暴走しかかります。

そのときふしぎなことがおこった
リィンに語りかけるのはヴァリマールの声。
思考ユニットを失った彼ですが、月冥鏡の謎作用によって一時的に会話できるようになったようです。
彼は続けます。
全てが「黒」の仕業というわけではない。
人の未熟さが招いた事でもある、と。
確かに、歴史の重要な部分はイシュメルガの呪いが原因かもしれない。
しかし、その背景や、まわりの出来事はどうだろうか?
ハーメル襲撃に関わるあれこれや、共和国への敵意が「全て」呪いのせいだと本当に言い切れるだろうか?
元を正せば、人間同士の争いによって《巨イナル一》が生まれてしまったわけで。

そして、ヴァリマールが「剣」を掲げるとそれは毒々しい赤色から穏やかな青色に戻り、中から「剣」となる前の姿だったミリアムの思念体が姿を表します。
彼女は自らが犠牲になる選択によって皆が苦しんでいることを後悔していました。

話は黒の騎神のことに戻ります。
黒の騎神の力はあまりに強大で、極論すれば全てに勝利できるほどである。
しかし、「闘争」という条件を整えるために、最後はある構図になるだろう。
即ち、黒以外の6騎のいずれかが他の5騎の力を取り込み、わずかでも勝利の可能性を手にした上で、《黄昏》の極まりし時に《黒》と対峙するという構図に。

しかし、ヴァリマールはすでに「蒼の騎神」オルディーネに勝利した上で、吸収ではなく味方につけることに成功している。
イシュメルガに騙された形のルトガーや、敵対するアリアンロードについては同じように説得できる可能性がありそうだ。
そうして仲間を増やしていけば、勝利の可能性はある。
一行はそう結論づけるのだった。

そういえばローゼリアの正体も明らかになったわけで、帰り際にエマは自分とクロチルダを今まで育ててくれたこと、ずっと魔女を導いてくれたことにお礼を言います。
ローゼリアは感極まりそうになります。尊い。
今回はここまでです。
次→http://gn-note.com/blog-entry-261.html
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