レトロゲーム:ゲームボーイソフトの電池交換

ドライバー・テープ

「ポケモンクリスタル」の電池交換に挑戦しました。

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VC発売を控え、実機でも昔のポケモンソフトをやってみたいと思い
引っ張り出してきました。

で、古いGB/GBCソフトを遊ぶ際に問題となるのがセーブデータの問題。
この頃のゲームソフトは、バッテリーバックアップという、
内蔵電池にセーブデータを保存する仕組みを採用していました。
この仕組みは、電池が切れてしまうとセーブが出来なくなるという欠点を抱えていました。

さすがにリアルタイムで問題になることは稀でしたが、放っておいても電池は消耗するので、
遅かれ早かれその状態になってしまうわけですね。
さらに時計機能があるゲームは時計にも同じ電池を使ってしまうので、
通常よりも早く電池切れになってしまっていました。

特に「ポケモン金銀クリスタル」では有名で、
「クリスタル」に至っては「2年で電池切れますよ」的な内容の注意書きが同封されていたほどです。

結局2年ほどして「ルビー・サファイア」にシフトしたため、大きな問題になることはありませんでした。

(余談:個人的には、「金銀」と「ルビサファ」の間で互換が切れたのは
技術的な問題の他に電池の問題もあったんじゃないかと思っていたりします)


前置きここまで。

これから本題の電池交換に入るわけですが、その前に注意点。

「ゲームボーイ専用」「ゲームボーイ/カラー共通」のソフトへの任天堂のサポートはすでに終了していますが、
「ゲームボーイカラー専用ソフト」に限り、任天堂はまだ有償での電池交換を受け付けています。
自分で分解などした場合、公式サポートが受けられなくなる可能性があります。

【任天堂公式サイト】


あと、電池を交換すると今あるセーブデータは消えます。
消えない方法もあるそうですが、やや難しいのでここでは扱いません。


では、実際に電池を交換してみましょう。
まず道具を揃えます。

電池

・リチウム電池CR2032
「クリスタル」に使用されているのは「CR2025」ですが、せっかくなのでより大容量の「CR2032」を使用します。
サイズが合わないために圧迫がありますので、それが嫌ならおとなしく「CR2025」を使いましょう。
ちなみに、練習用にとポケモン赤を開いたら「CR2016」というさらに小さいサイズでした。ピカ版は2025。

ドライバー・テープ

・特殊ドライバー「DTC-20」
GBソフトの外側のネジは特殊な形状をしているので、これに対応するドライバーを。
100均のペンチとかでいけるという話もあるらしいですが
あまり下手なことをしてネジが逝っても困るので、ちゃんとしたものを用意します。

・ビニールテープ、アセテートテープ
金具と電池の接着および絶縁用。外した電池の保管にも使用します。
全てビニールテープでもいいのですが、ビニールテープは後でベタベタになってしまうので
粘着の少ないアセテートテープも用意します。ただしちょっと値段が高いので、
ベタベタでも良ければビニールテープで充分です。
どちらの場合もホコリの少ない場所に保管してあげましょう。

手袋、カッター

・カッターナイフ
金具を剥がすのに使います。
他の部品への干渉防止のために細身のを使うか、
力を掛けやすい大型のものを使うかはお好みで。
この用途だとすぐ刃を痛めてしまうので、安いものでも構いません。

・作業用手袋
指紋及びカッター対策。無くてもいいです。

・ラジオペンチ
画像にはありませんが曲がった金具を整えるのに使います。
自信があれば無くてもいいです。




分解1

まずはドライバーでカートリッジ裏のネジを外します。
一般的なカートリッジは1個ですが「ポケモンクリスタル」は2個ある特殊仕様。

ネジが外れたら、カートリッジをスライドさせて開きます。

基板の右上に電池と、それを留めている金具がありますね。
リチウム電池にも+と-がありますので、表裏を覚えておいてください。
基本的には+が下側です。

で、電池にくっついている金具をカッターで剥がします。
電池と金具の間にカッターの刃をねじ込んで、右から左から根気強く剥がしていきます。
金具は多少曲がっても構いませんが、
金具を割ったり、カッターで他の部品を傷つけないよう注意してください。

分解2

上側の金具が外れました。
下側の金具も同様に電池から剥がします。
神経を使いますが、電池を上から押さえつけると安定するかも。

金具の上下も覚えておいてください。
まあ、基板に+と-が書いてあると思いますが。+が下です。

分解3

上下とも外した状態。
金具が大きく曲がっていた場合はペンチで整えます。
ここから電池と、ビニールテープ(アセテートテープ)の出番です。

下側の金具のさらに下にテープを差し込み、金具の上に電池を置きます。
何度も言いますが+が下です。
上側の金具を電池の上にセットし、その上にテープをぐるっと一周させます。
金具と電池がしっかり接触するようにします。少しテープを引っ張るのがコツ。
あまり何重にも重ねると蓋が閉まらなくなるので注意。

分解4

テープで止めた状態。↓のようになっています。
----------------
テープ
金具(-)
電池
金具(+)
テープ
基板
----------------


分解5

しっかり留まっていることを確認したら蓋を閉めて、ネジを元通りにします。
通常よりサイズの大きい電池を使用しているので閉めにくいかも。
実際やってみると明らかにサイズオーバーしてたり。・・・基板割れたりしないよね?
とはいえ電池と金具が何かの拍子に離れる(=電気が流れなくなる)と
その瞬間にセーブデータが飛んでしまうので、押さえつけるような形の方がいいのかもしれません。

古いほうの電池はカッターで傷ついていて危ないのでビニールテープで包んでおきます。
自治体ごとに定められた適切な方法で廃棄しましょう。

これで完成です。

GBCの実機に差し込んで実際にプレイします。
もちろんデータは消えてますがプレイして、セーブ。
ソフトリセットではなく一度電源を切って入れ直し、セーブデータが残っていることを確認します。

分解6

成功です。



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